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Card of the Day (2005/02)

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[2005/02/28] SEAT OF THE SYNOD/教議会の座席

n/a アーティファクト・土地
(〜は呪文ではない)
(Tap):あなたのマナ・プールに(U)を加える。

Mirrodin Common, by John Avon


Mirrodinの世界設定中、Mark Tedin氏は、Greg Staples氏があるページの下に描いておいた落書きを見つけました。Tedin氏はStaples氏に、このスケッチを使わせてくれないかな?と尋ね、自分なりのバージョンを組み立てた結果、それがルーメングリッド(Lumengrid)のコンセプト・スケッチとなったのです(このカードや他のカードにも使われていますよ)。

[2005/02/25] WALL OF ROOTS/根の壁

(1)(G) クリーチャー − 植物(Plant)・壁(Wall) 0/5
防衛
〜の上に-0/-1カウンターを1個置く:あなたのマナ・プールに(G)を加える。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。

Mirage Common, by John Matson
Time Spiral Timeshifted, by John Matson


ルール問題の中でもたいへん物議を醸した一つである、1998年のプロツアー予選で、《Wall of Roots/根の壁(MIR)》を中心に組まれ、「ターンとターンの間に」それを無限回起動させるデッキが注目を浴びました。なんでも、その間は誰のターンでもないから、とかそんな風な理由だそうで、自分のアンタップ・フェイズを飛ばす[つまり、マナ・バーンの阻止の]ために《Stasis/停滞(2-5)》が使われ、そこで《Magma Mine/マグマ地雷(VIS)》により相手は困惑したまま爆殺されるのです。このデッキは"Wall of Boom"(「爆弾壁」)と呼ばれ──ルールの改定によってデッキも鎮圧されたのでした。

[フェイズ・ゼロ(Phase Zero)という異称がある]

[2005/02/24] PARALLAX TIDE/パララクスの潮流

(2)(U)(U) エンチャント
消散: 5
〜から消散(fade)カウンターを1個取り除く:土地1つを対象とする。〜が場にあるならば、それをゲームから取り除く。
〜が場を離れたとき、プレイヤーはそれぞれ、〜によってゲームから取り除かれた、自分がオーナーであるカードを場に戻す。

Nemesis Rare, by Carl Critchlow


全3種類の「パララクス(parallax)」全体エンチャント[残りは《Parallax Nexus/パララクスのきずな(NEM)》《Parallax Wave/パララクスの波(NEM)》]には、すぐにエラッタが出されました。テキスト通りに読んでしまうと、[起動型]能力に対応してこれを破壊することによって、パーマネントを永久に戻ってこなく出来ますから!

[2005/02/23] TRANSMOGRIFYING LICID/異形化するリシド

(3) アーティファクト・クリーチャー − リシド(Licid) 2/2
(1),(Tap):クリーチャー1体を対象とする。〜はこの能力を失い、エンチャント(クリーチャー)を持つオーラ(Aura)・エンチャントとなる。これをそのクリーチャーにつける。あなたは、(1)を支払うことでこの効果を終了させてもよい。
エンチャントされているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
エンチャントされているクリーチャーは、依然としてクリーチャーでもあるアーティファクトである。

Exodus Uncommon, by Jim Nelson


Exodusのデザイナーは、アーティファクトのリシドを作りたいと考え、アーティファクトで個別エンチャントのような動きをするカードを探していました。その答えに見つかったのが?……Antiquitiesの《Ashnod's Transmogrant/アシュノッドの人体改造機(5/ATQ/CHR)》です。

[2005/02/22] HUMILITY/謙虚

(2)(W)(W) エンチャント
全てのクリーチャーは全ての能力を失う。〜は、「全てのクリーチャーは1/1である」を得る。

Tempest Rare, by Phil Foglio


このカードは開発中「神の力」(Divine Might)と呼ばれ、(2)(W)(W)のソーサリーで「全てのクリーチャーはターン終了時まで白の0/1の羊(Sheep)となる」という能力を持っていました。

[2005/02/21] OGRE ENFORCER/オーガの処罰者

(3)(R)(R) クリーチャー − オーガ(Ogre) 4/4
〜が1つだけの発生源から致死ダメージではないダメージが与えられる場合、そのダメージを軽減する。

Visions Rare, by Pete Venters


一件無害そうなこのカードですが、出た当時は歴史的なほどルールを混乱に陥れたことがあります。これが巻き起こした混乱には幾つも理由があるのですが、その内の一つが、「《Ogre Enforcer/オーガの処罰者(VIS)》のタフネスが0になっても、それだけでは除去されない」というルールなのです!

[現在は状況起因効果の一つとして、問題なく0以下のタフネスを持つクリーチャーが墓地に置かれる]

[2005/02/18] VICTUAL SLIVER/給食スリヴァー

(R)(G) クリーチャー − スリヴァー(Sliver) 2/2
全てのスリヴァー(Sliver)は「(2),このクリーチャーを生け贄に捧げる:あなたは4点のライフを得る」を持つ。

Stronghold Uncommon, by Terese Nielsen


水曜16日のCard of the Dayに則った話題で、《Victual Sliver/給食スリヴァー(STH)》もまたその名前の誤訳が見逃された例です。日本語版では「給食スリヴァー」(="school lunch sliver")になっています。

[「給食」という単語を、おそらく訳者は「食を給す」の訓読より拡張した形で訳に宛てたのだろうが、辞書に照らしても「学校や企業などの食事支給」とあり、狭義に取られる。"victual"(n.)は(1)食糧、(2)食事の支給であり、訳者が(2)を取ったことは明らかであろう。しかし、これを2字で言い当てる語が他にないため、この熟語を選んでしまったのではないだろうか。これも思い当ての範囲とする]

[2005/02/17] MELOKU THE CLOUDED MIRROR/曇り鏡のメロク

(4)(U) 伝説のクリーチャー − ムーンフォーク(Moonfolk)・ウィザード(Wizard) 2/4
飛行
(1),あなたがコントロールする土地を1つ、そのオーナーの手札に戻す:1/1で青の飛行を持つイリュージョン(Illusion)・クリーチャー・トークンを1個場に出す。

Champions of Kamigawa Rare, by Scott M. Fischer


ここアメリカでは「月の民」(the man of the moon)と称しているものを、日本では月兎が見えるといいます。Kamigawa Blockのムーンフォーク(Moonfolk)は、日本人絵師の一徳(Ittoku)によってコンセプトを提唱され、白い髪や長耳など兎を模した小さな要素を織り交ぜてくれました。ムーンフォークという発想は、日本の有名な物語の一つ「かぐや姫」(Lady Kaguya)からきています。

[2005/02/16] GREATER GOOD/よりよい品物

(2)(G)(G) エンチャント
クリーチャー1体を生け贄に捧げる:生け贄に捧げたクリーチャーのパワーに等しい枚数だけカードを引き、その後でカードを3枚捨てる。

Urza's Saga Rare, by Pete Venters
9th Edition Rare, by Douglas Shuler


非英語版カードでは、殆どの訳が正しくとも、古いカードの中には手落ちがそのまま残ってしまうこともありました。以前お話しした日本語版では(→2004/06/01)《Yawgmoth's Agenda/ヨーグモスの行動計画(INV)》が「ヨーグモスの予定帳」となりかけましたが、そのミスは正されました。しかし、一方でこのカードの手落ちはそのままとなり、「よりよい品物」(="Better Marchandise")と訳されてしまいました。

[2006/06/27のM:tG Wiki編集者により、効果的な符合がないとのことで、"good"は「利益」の訳を選ぶ方が適する、との欄外コメントを得ている。考えてみれば、この方が「善行」よりは良いようである]

[(以下、本記事訳出当時の解釈)このイディオムにおいて"good"は「善行」の意を取る──つまり、「よりよい行い」とか、時には「相対的な善」と訳される。しかし、カードの効果やイラストが「取り引き」を思わせることから、こちらの意が採られ、今まで誤訳が指摘されなかったことから多くの人が納得したのではないかと考えられる。翻訳者の真意までは分からないので思い当ての範囲とする

[2005/02/15] KEI TAKAHASHI/ケイ・タカハシ

(2)(G)(W) 伝説のクリーチャー 2/2
(Tap):クリーチャー1体を対象とする。このターン、次にそれに与えられるダメージを2点軽減する。

Legends Rare 1, by Scott Kirschner
Chronicles Common 1, by Scott Kirschner


金色[マルチカラー]のカードは第3エキスパンション・セットに当たるLegendsで導入されました。当時、色々な色の組み合わせというのは定義がそれほどされていなかったので、その辺が、このクリーチャーのマナ・コストに緑マナが含まれていた理由といえます。

[2005/02/14] ETERNAL WARRIOR/永遠の戦士

(R) エンチャント − オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは警戒を持つ。

Legends Uncommon 1, by Anson Maddocks
4th Edition Common, by Anson Maddocks
5th Edition Common, by Anson Maddocks


Kamigawa Blockの世界が封建時代の日本を意識した最初のブロックでありながら、実際に侍の肖像を絵に用いたカードは、遡ること1994年のこのカードにまでなります。

[2005/02/11] WINTERMOON MESA/冬月台地

n/a 土地
〜はタップ状態で場に出る。
(Tap):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(2),(Tap),〜を生け贄に捧げる:土地2つを対象とし、それをタップする。

Prophecy Rare, by Tom Wänerstrand


Betrayers of Kamigawa現在]70種類のタップ状態で場に出る土地があります。その中でも無色マナだけが生み出せる土地は、これの他に4種類しか有りません。《Boseiju, Who Shelters All/すべてを護るもの、母聖樹(CHK)》、《Cloudpost/雲上の座(MRD)》、《Krosan Verge/クローサの境界(JUD)》、《Untaidake, the Cloud Keeper/雲を守る山、雲帯岳(CHK)》です。

[2005/02/10] WINTER'S GRASP/冬の抱擁

(1)(G)(G) ソーサリー
土地1つを対象とし、それを破壊する。

Portal Uncommon, by Paolo Parente
Tempest Uncommon, by Tom Wänerstrand


(2)(c)((c)は色マナ)のコストで元々作られたカードが、全く同形再版のままコストを(1)(c)(c)に上げられるというのは珍しい光景です。緑はAlphaでこれと同じ効果を(2)(c)で得られました(《Ice Storm(2)》)が、それ以後の緑の土地破壊は(1)(G)(G)かそれ以上のコストを常に要しています。

[2005/02/09] WINTER BLAST/北風

(X)(G) ソーサリー
クリーチャーX体を対象とし、それらをタップする。〜は、そのうちの飛行を持つ全てのクリーチャーに2点のダメージを与える。

Legends Rare 1, by Kaja Foglio
4th Edition Uncommon, by Kaja Foglio
5th Edition Uncommon, by Kaja Foglio


《Winter Blast/北風(4-5/LEG)》は、緑のカードの中でも唯一の、戦闘外のクリーチャーを飛行持ちかどうかに関係なく複数タップできるというカードです。

[2005/02/08] WINTER ORB/冬の宝珠

(2) アーティファクト
〜がアンタップ状態である限り、プレイヤーは自分のアンタップ・ステップの間に土地を1つだけしかアンタップできない。

Limited-Unlimited Edition Rare, by Mark Tedin
Revised Edition Rare, by Mark Tedin
4th Edition Rare, by Mark Tedin
5th Edition Rare, by Mark Tedin


この効果は違う3種類のカードに現れており、どれもが違うカード・タイプを持っています。《Winter Orb/冬の宝珠(2-5)》はアーティファクト、《Rising Waters/水位の上昇(NEM)》は青のエンチャント、そして《Hokori, Dust Drinker/塵を飲み込むもの、放粉痢(BOK)》は白のクリーチャーです。

[番外編:自分だけがこのデメリットを被る《Mungha Wurm/ムンガ・ワーム(PCY)》(2GG, 6/5)。色はやはり全部違う]

[2005/02/07] WINTER SKY/(冬空)

(R) ソーサリー
コインを投げる。あなたがコイン投げに勝ったならば、〜は、全てのクリーチャーと全てのプレイヤーに1点のダメージを与える。負けたならば、全てのプレイヤーはカードを1枚引く。

Homelands Uncommon 1, by Mike Kimble


Betrayers of Kamigawa現在]41種類のコイン投げカードがありますが、これの他のカードは一方の結果が(《Wirefly Hive/針金バエの巣(DST)》のように)不利益となったり、(《Goblin Psychopath/ゴブリンの人格崩壊者(SCG)》のように)効果を起こさなかったりというものばかり。《Winter Sky(HML)》は、両方の効果が全てのプレイヤーに等しく影響するところが他にはない点です。

[2005/02/04] HIGURE, THE STILL WIND/静風の日暮

(3)(U)(U) 伝説のクリーチャー − 人間(Human)・忍者(Ninja) 3/4
忍術 (2)(U)(U)
〜がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたは自分のライブラリーから忍者(Ninja)・カードを1枚探し、そのカードを公開し、それをあなたの手札に加えてもよい。そうしたならば、あなたのライブラリーを切り直す。
(2):忍者1体を対象とする。それはこのターン、ブロックされない。

Betrayers of Kamigawa Rare, by Christopher Moeller


もともとアンブロッカブル能力は全部の忍者に対してタダだったのですが、全ての忍者がサボタージュ能力持ち(ブロックされなかった時に効果を発揮すること)でしたから、《Higure, the Still Wind/静風の日暮(BOK)》はサーチ能力を宛われました。そうするとバランス取りのため、アンブロッカブル能力に起動コストが付くことになりました。

[本来使われた狭義のサボタージュ能力は、「ブロックされなかった時に、戦闘ダメージを与えない代わりに〜する」というもの(《Goblin Vandal/蛮行ゴブリン(WTH)》など)で、ダメージを与えない所がサボタージュの由来であろう。この定義では、サボタージュを要求しないので、ちょっと名前が合わない印象を受けるかも]

[2005/02/03] WALKER OF SECRET WAYS/抜け道を歩む者

(2)(U) クリーチャー − 忍者(Ninja) 1/2
忍術 (1)(U)
〜がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはそのプレイヤーの手札を見てもよい。
(1)(U):あなたがコントロールする忍者(Ninja)1体を対象とし、それをそのオーナーの手札に戻す。この能力は、あなたのターンの間にしかプレイできない。

Betrayers of Kamigawa Uncommon, by Scott M. Fischer


Magicの世界の忍者は、力任せよりも隠密行動やサボタージュ能力に長けています。彼女の場合ですと手首にかけてある、毒薬の類が入った瓶が、指に嵌めた武器にくっついている所をご注目あれ。
[拡大画像は右のURLから。http://www.wizards.com/global/images/mtgcom_daily_mr161_pic1_en.jpg

[2005/02/02] INK-EYES, SERVANT OF ONI/鬼の下僕、墨目

(4)(B)(B) 伝説のクリーチャー − ネズミ(Rat)・忍者(Ninja) 5/4
忍術 (3)(B)(B)
〜がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはそのプレイヤーの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロールの下で場に出してもよい。
(1)(B):〜を再生する。

Betrayers of Kamigawa Rare, by Wayne Reynolds


開発中は元々忍者ではなかったのですが、忍術能力の内容が決まると、《Ink-Eyes, Servant of Oni/鬼の下僕、墨目(BOK)》の能力にぴったりということになりました。《Ink-Eyes, Servant of Oni/鬼の下僕、墨目》は、忍者の中でも異様にP/Tが高いことにもご注意を。

[2005/02/01] NINJA OF THE DEEP HOURS/深き刻の忍者

(3)(U) クリーチャー − 忍者(Ninja) 2/2
忍術 (1)(U)
〜がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。

Betrayers of Kamigawa Common, by Dan Scott


このカードは、開発陣が忍術能力に関して一通り解決したのを受けて作った第1号ですが、現在お目見えのバージョンは、機能上最初の草案と全く同じになりました。
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