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Card of the Day (2006/06)

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  • 06/05 《Winter's Grasp/冬の抱擁(TMP/POR)》(→2005/02/10)[重複]

[2006/06/30] COLD STORAGE/冷蔵室

(4) アーティファクト
(3):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それをゲームから取り除く。
〜をゲームから取り除く:〜によってゲームから取り除かれたカードを、それぞれのオーナーのコントロールの下で場に出す。

Tempest Rare, by Greg Simanson


Mark Rosewater氏の記事を読んでいる方は感づいているかも知れませんが、彼は《Safe Haven/隠れ家(DRK/CHR/TSB)》の長きにわたるファンです。彼がTempestの開発に関わる時も、また《Safe Haven/隠れ家》の亜流が出てくるだろうなということを驚くことなく考えていました。このバージョンでは、単にアップキープの間だけでなく、いつでもクリーチャーを解放できるように、もっと柔軟なカードを作ろうというアイデアから来ています。

[2006/06/29] BURIED ALIVE/生き埋め

(2)(B) ソーサリー
あなたのライブラリーから、最大で3枚までのクリーチャー・カードを探し、それらをあなたの墓地に置く。その後で、あなたのライブラリーを切り直す。

Weatherlight Uncommon, by Brian Horton
Odyssey Uncommon, by Greg Staples


他に初期の「墓地問題」をピックアップしたのがWeatherlightという、墓地をリソースとしてデザインする余地を開拓し続けたセットです。《Buried Alive/生き埋め(WTH/ODY)》は、問題となる領域を単なるゾーンの一つとしてではなく、資源というパワーに変えてしまう好例といえます。

[2006/06/28] TORMOD'S CRYPT/トーモッドの墓所

(0) アーティファクト
(Tap),〜を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地をゲームから取り除く。

The Dark Uncommon 2, by Christopher Rush
Chronicles Common 2, by Christopher Rush
Time Spiral Timeshifted, by Christopher Rush


「『墓地問題』を最初に取り上げたMagicのセットは?」とプレイヤーに聞いてみてください。きっとThe Darkと即答できる人は少ないでしょう! 実際問題、墓地に関する問題を取り上げた最初のエキスパンションには、Magicのデザインの歴史上でも最強の墓地対策の一つが登場します。現在のセット(及びブロックでも)では適度な調整がされた墓地対策が作られて、主要なテーマを野放図にさせないようにしていますが、まず《Tormod's Crypt/トーモッドの墓所(DRK/CHR)》程の強烈なカードが同じセットに入ってテーマを否定するようなことは望ましくないと考えられています。

[2006/06/27] WINTER ORB/冬の宝珠

再登場(→2005/02/08

5th Edition Rare


このようなカードは「継続型アーティファクト」(continuous artifact)と呼ばれ、タップ状態になると効果が消え、それ以外には効果があるというものでした。開発班は、このルールが数枚に対して残っているのがいいということを思い始め、更に(《Sands of Time/時の砂(VIS)》のような)予期せぬ効果が生ずる一方、デザインの柔軟さを縛ってしまうこともわかりました。そして6th Editionルールにて徹底見直しが図られ、アーティファクトの「機能オフ」は、カードに特別にそう言及している場合にのみと限りました。そして、エラッタが《Howling Mine/吠えたける鉱山(2-9)》《Winter Orb/冬の宝珠(2-5)》に適用され、意図した効果を維持することになりました。

[2006/06/26] STONE-COLD BASILISK/(冷え切ったバジリスク)

(4)(G) クリーチャー − バジリスク(Basilisk) 2+[1/2]/5
〜が、自身のカード名より少ない文字数のクリーチャーをブロックするか、それにブロックされるたび、戦闘終了時にそのクリーチャーを破壊する(句読点と空白は文字に含めない)
対戦相手1人が〜の文章を読むたび、そのプレイヤーはターン終了時まで石になる。石になっているプレイヤーは攻撃やブロックを行えず、呪文や能力をプレイできない。

Unhinged Rare, by Don Hazeltine


カード大の大きさでは見逃してしまうのも頷けますが、《Stone-Cold Basilisk(UNH)》の絵には2人のプレイヤーが机の下で、《Enter the Dungeon(UNH)》に従ってプレイしています。2人の表情から、何が起きたか感づいているのもよく分かります。
(大きな絵はhttp://www.wizards.com/magic/images/cardart/stone_cold_basilisk_unhinged_640.jpgをクリックしてください)

[実はこの絵をよく見ると、Don Hazeltineがらみのカードがちらほら。手前の石化した人は《Rolling Stones/ローリング・ストーンズ(8)》を持っているし、更にテーブルに並んだカードは《Jhoira's Toolbox/ジョイラの道具箱(ULG)》がある。後1枚の青のカードだが、Donが描いたカードで文章欄の改行の位置を考えると、《Laquatus's Creativity/ラクァタスの独創力(ODY)》ではないだろうか]

[2006/06/23] KINDLE/焚きつけ

再登場(→2005/03/16

Ice Age Common


このようなカードは、2人のプレイヤーが同時にデッキに入れている場合に、違った戦略を強いることがあります。1998年のロサンゼルス・プロツアーで登場した一つの戦略はこうです。「自分がタフネスの高いクリーチャーを持っていて、《Kindle/焚きつけ(TMP)》がまだ1回も出ていなければ、相手の火力を上げてしまわないよう、キープしろ」。同じように、《Accumulated Knowledge/蓄積した知識(NEM)》も、相手のドロー効率を上げてしまわないように手札にキープしているような面白い状況を生み出してきました。

[2006/06/22] HALLOWED GROUND/(尊ばれし場所)

(W)(W) エンチャント
(W):あなたがコントロールする氷雪でない土地1つを対象とし、それをそのオーナーの手札に戻す。

Ice Age Uncommon, by Douglas Shuler


このカードは、Duelist #10のおまけ記事にて紹介を受けることになりました。その記事とはまさに第1回となる1996/02/17-18の2日間に渡るニューヨークでのプロツアー取材記事です。何枚かのマイナー・カードに革新的な利用法をもたらしたMichael Loconto氏による優勝デッキに敬意を表してカバーにこのカードが印刷されています。このコンボは相手の《Armageddon/ハルマゲドン(2-6)》の被害を最少にし、さらには《Mishra's Factory/ミシュラの工廠(4/ATQ)》をより厄介にするものでした。

[2006/06/21] PALE BEARS/(白熊)

(2)(G) クリーチャー − 熊(Bear) 2/2
島渡り

Ice Age Rare, by Anthony S. Waters


Ice Ageのデザイナーは「ホッキョクグマ」("Polar Bears")と名付けたかったのですが、これは「ドミナリアには極(pole)が存在しない」ために、名前を"Pale Bears"にするしかありませんでした。しかしその僅か後のこと、同じミスが今回は誤って見過ごされてしまったカードがあります。同じセットにある《Polar Kraken(ICE)》です。

[2006/06/20] FORCE OF WILL/(意志力)

(3)(U)(U) インスタント
あなたは、〜のマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うと共に、自分の手札から青のカードを1枚ゲームから取り除くことを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。

Alliances Uncommon 2, by Terese Nielsen


Alliancesのカードは、すべてがゴリラに関する仮名を当てられていました。これの場合は「ゴリラ、ゴリラ、ゴリラ! ああ、あれ止めて!」(Gorilla, Gorilla, Gorilla, Stop That!)という感じでした。暫く後で縮約して「停止呪文」(Stop Spell)になってから、これと《Contagion(ALL)》は「ちょっと強すぎる」と思われ出しました──それがAlliancesの他のピッチスペルサイクルにおいて、代替コストに追加のライフ1点を要求している理由です。

[2006/06/19] DEATH SPARK/死の火花

(R) インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。〜は、それに1点のダメージを与える。
あなたのアップキープの開始時に、〜があなたの墓地にあり、なおかつその真上にクリーチャー・カードが1まいあるならば、あなたは(1)を支払ってもよい。そうしたならば、〜をあなたの手札に戻してもよい。

Alliances Uncommon 2, by Mark Tedin


Magicの初期の歴史ではこのカードのように墓地のカードの順番が問題になることがたまにあります。しかし、Tempestごろからは墓地の順番を参照するカードは避けようと意識するようになりました。その代わりに、どの順番かではなく、何が墓地に落ちているのかを参照する別の技術がつぎ込まれることになりました。

[2006/06/16] FUTURE SIGHT/未来予知

再登場(→2004/05/05

Onslaught Rare


un-なカード達は新しいトーナメント仕様のカードを作る源泉となり、しばしばMagicの幅の広さを拡張するものになります。時には、逆転してトーナメント・カードからun-なカードに至る現象も起こします。《Future Sight/未来予知(ONS)》はOnslaughtのカードでもMark Rosewaterお気に入りの1枚で、もっと極端なやらかしたバージョンとして《Yet Another AEther Vortex(UNH)》を作りました。結果として、Unhingedの中でも彼には最もお気に入りの1枚となったわけです。

[2006/06/15] PACIFISM/平和な心

(1)(W) エンチャント − オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、攻撃にもブロックにも参加できない。

Mirage Common, by Robert Bliss
Tempest Common, by Adam Rex
Urza's Saga Common, by Randy Gallegos
6th Edition Common, by Robert Bliss
7th Edition Common, by Eric Peterson
Onslaught Common, by Matthew D. Wilson
8th Edition Common, by Robert Bliss
9th Edition Common, by Robert Bliss


何度も登場するカードは、その色を劇的に象徴づける1枚となります。《Pacifism/平和な心(6-9/MIR/TMP/ONS)》は古きMirageからの登場となりますが、[9th Edition現在]7回の再録を受け、白の単体除去を象徴する1枚として、亜種に繋がるアイデアを送り込み続けています。

[2006/06/14] AKROMA'S VENGEANCE/アクローマの復讐

(4)(W)(W) ソーサリー
全てのアーティファクトと、全てのクリーチャーと、全てのエンチャントを破壊する。
サイクリング (3)

Onslaught Rare, by Greg & Tim Hildebrandt


開発陣は再生という能力が重要性を増すように、数年に渡っていろんな手続きを踏んでいます。《Akroma's Vengeance/アクローマの復讐(ONS)》は意図的に再生を許しているため、《Silvos, Rogue Elemental/悪辣な精霊シルヴォス(ONS)》の力をより上げることになります。

[2006/06/13] INFEST/蔓延

(1)(B)(B) ソーサリー
全てのクリーチャーはターン終了時まで-2/-2の修整を受ける。

Onslaught Common, by Ben Thompson


《Pyroclasm/紅蓮地獄(7-9/ICE)》より1マナ高いのは何故でしょう? 黒には、小さめのクリーチャーをうまくやり過ごすことは出来るというサブ・テーマがありますが、赤には及びません。赤には小さいクリーチャーなどお手の物ですが、容易に焼けないほど大型のクリーチャーは厄介です。一方で黒は大型のクリーチャーも《Terror/恐怖(2-6/MRD)》などで一発KOしてしまえます。

[2006/06/12] WINDBORN MUSE/風生まれの詩神

(3)(W) クリーチャー − スピリット(Spirit) 2/3
クリーチャーは、そのコントローラーが攻撃クリーチャー1体につき(2)を支払わない限り、あなたへの攻撃に参加できない。

Legions Rare, by Adam Rex


《Windborn Muse/風生まれの詩神(LGN)》は「100%クリーチャーのセット」Legionsで登場した5枚組の1つです。同セットの開発中、呪文に近い能力を持つクリーチャーを満載しようという努力にもかかわらず、満載と呼べるほどのバラエティに欠けてしまうのではという危惧もありました。それを打破する答えが、普段アーティファクトやエンチャントの能力がやるようなことをやってしまう、詩神サイクルでした。詩神がクリーチャーであるということも吹き飛ぶほどの衝撃をプレイヤーに与えるには十分な程の力を有するというのが、このサイクルの特徴です。

[2006/06/09] MIDSUMMER REVEL/真夏のお祭り騒ぎ

再登場(→2002/11/21

Urza's Saga Rare


Urza Blockがアーティファクト・ブロックと称される一方で、Urza's Sagaは、いろんなサイクルや種類を盛り込んだエンチャントを主題にしているという話はこれまでもあったとおりです。このカードのサイクルでは音楽から魔力を引き出すというコンセプトを持っています(だから詩句カウンターです)。歌が進むにつれて魔力が蓄積されるという、実に世界観にも沿ったものです。そしてこの大本となったのは、Tempestの《Legacy's Allure/レガシーの魅惑(TMP)》です。

[2006/06/08] UNCHECKED GROWTH/野放しの成長

(2)(G) インスタント − 秘儀(Arcane)
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+4/+4の修整を受ける。それがスピリット(Spirit)であるならば、それはターン終了時までトランプルを得る。

Betrayers of Kamigawa Uncommon, by Tsutomu Kawade


この呪文は秘儀であり、神の魔法と関連づけられているはずですが、スピリットでないクリーチャーにも使えるのが興味を惹きます。スピリット以外に効かないのではなく、この呪文はスピリットなら更におまけが付くというつくりになっています。

[2006/06/07] SUMMER BLOOM/花盛りの夏

(1)(G) ソーサリー
このターン、あなたは更に3枚までの土地をプレイしてもよい。

Visions Uncommon, by Nicola Leonard
Portal Rare, by Kaja Foglio
6th Edition Uncommon, by Kaja Foglio
Starter 1999 Rare, by Kaja Foglio
9th Edition Uncommon, by Nicola Leonard


Magicではかつてのカードが強力すぎたことから、改善案を盛り込むことがあります。そこから、同じ能力を持ちながら、転換期を迎えてプレイの機会を改めて見たり、あるいはその転換を間違えたりという、サイクルが発生します。Alphaの《Fastbond(2-3)》は1マナという、とんでもないゲームの幕開けを演出してくれましたが、次の《Summer Bloom/花盛りの夏(6/9/VIS/POR/S99)》は1マナ増えて劣化版であり、「プロスブルーム」(違うBloomですけどね!)は逸った一方こちらのブルームは廃っていました。一方、更なるバージョン違いの《Exploration/踏査(USG)》はけっこう使われています。

[2006/06/06] MOON SPRITE/ムーン・スプライト

(1)(G) クリーチャー − フェアリー(Faerie) 1/1
飛行

Portal Uncommon, by Terese Nielsen
Starter 1999 Uncommon, by Terese Nielsen


Portalは、Magicのプレイ方法を学ぶ入門編として、基本セットよりキーワードの数を少なくして編集されました。これにより、あるキーワードがどの色にも出てくることになり、結果コストによってどの色がその能力にふさわしいか(否か)を示していました、緑は飛行に最も劣る色ですので、定番の《Scryb Sprites/スクリブ・スプライト(2-5)》に(1)足したものを採用しました(このキーワードの分布からもう一つ分かることがあります。4つの基本土地タイプに対する渡りがあるのに、平地渡りがないのは、それが一番珍しい渡りだからです)。

[2006/06/02] MOMIR VIG, SIMIC VISIONARY/シミックの幻想家、モミール・ヴィグ

(3)(G)(U) 伝説のクリーチャー − エルフ(Elf)・ウィザード(Wizard) 2/2
あなたが緑のクリーチャー呪文1つをプレイするたび、あなたは自分のライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探し、それを公開してもよい。そうしたならば、あなたのライブラリーを切り直し、そのカードをその一番上に置く。
あなたが青のクリーチャー呪文1つをプレイするたび、あなたのライブラリーの一番上を公開する。それがクリーチャー・カードならば、それをあなたの手札に加える。

Dissension Rare, by Zoltan Boros & Gabor Szikszai


Aaron Forsythe氏のとんだ計らいで、テストネームが「エルフの生物学者、マーク・ゴットリーブ」(Mark Gottlieb, Elf Biologist)になってしまいました。なぜGottlieb氏の名がついたかという理由については、本人から何の弁明もありませんでしたが、彼の超ワルどころじゃない過去に、何らかの関わりがあるのではないでしょうか。

[2006/06/01] PLAXCASTER FROGLING/粘体投げの小蛙

(1)(G)(U) クリーチャー − カエル(Frog)・ミュータント(Mutant) 0/0
移植: 3
(2):その上に+1/+1カウンターが置かれているクリーチャー1体を対象とする。このターン、それは呪文や能力の対象とならない。

Dissension Uncommon, by Greg Staples


このカードは青単色から始まったのですが、対象に取れない能力が緑とも共有されているため、ご覧の多色になりました。カードを多色にするというのは、その攻撃力を上げるという側面にも繋がっており、《Plaxcaster Frogling/粘体投げの小蛙(DIS)》を3/3で3マナの強力な能力つきにするほどです。
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