ブロックアウトは、様々なプラットフォームに1980年代の終わり頃から登場した「落ちもの」ジャンルのパズルゲームで、プレイヤーは1〜5個の単位キューブが組み合わさった立体形状のブロック(複数の立方体が連なっているため、ポリキューブ(polycube)と呼びます)を操作し、落ちてくる間に3次元のフィールドに配置します。同じ高さの面を隙間無くキューブで埋めることで、その面を消去することが出来ます。しかし、1度でもブロックが3次元のフィールド中の天井を超えるか、ブロックの出現時に配置済みのブロックと衝突した場合、あなたの負けとなります。
これらのルールから、縦と横の2次元だけで構成されていて「列」を揃えて消す「テトリス」をそのまま3次元に拡張した感じなので、俗称として「立体テトリス」「3Dテトリス」等と呼ばれています。
実際にはそれぞれの作品ごとにルールが違っていますが、ここでは本ページで攻略するアーケード国内版についてのみ紹介します。まずは、通常のプレイ画面から見ていきましょう。
画面に表示されている情報を説明します。
ブロックアウトのゲーム構成は、次のようになっています。このゲームはエンドレスゲームであり、いずれかの通常のラウンドで天井までキューブを積んでしまうとゲームオーバーとなります。
ゲームオーバーになった場合は、追加の1クレジットを支払うことでゲームの進行をそのままに新しいゲームを開始します。ただし、そのときにはラウンド数だけではなく残りフェイス数も持ち越されることに注意して下さい(つまり、苦手な面を練習するために何回も打ち込むということが出来ないわけです)。更には、コンティニュー時のカウントダウンも秒送りできません。
国内版で使用するのは1レバーと3ボタンです。
まず、レバーは8方向に効き、現在操作中のポリキューブを任意の座標に動かすことが出来ます。ただし、同じ高さに地形や壁などの障害物が存在すると移動は遮られます。
Aボタンを押すと、操作中のポリキューブは落下を始めます。ただし、落下から接地、固定されるまでの間には操作の猶予時間が僅かながらあります。また、落下中にレバーを入れることで、接地後の移動を先行入力するような形になります。
BボタンはY軸を中心に、正面が右側を向くようにキューブを回転させます。一方、CボタンはZ軸を中心に真上から見て反時計回りに(画面奥行き方向が左を向くように)キューブを回転させます。なお、X軸を中心に(正面が下側を向くように)回転するボタンは国内版には存在せず、2通りの回転のみを駆使する必要があります(海外版では、AボタンがX軸中心の回転となり、レバーの玉の部分についているDボタンでキューブを落下させます)。また、このゲームでは壁蹴り(回転の結果、ピットの天井・床を除く四辺の壁にめり込んでしまう場合は、その壁を蹴ってピットの中央側に収まろうとする挙動)が搭載されていますが、ブロックを蹴る回転、およびピットの底を蹴る回転は行われません(この場合は「ガキン」という激しい金属音が鳴り、回転不能であることをプレイヤーに教えます)。回転の結果ポリキューブが天井に到達しうる場合は、「天井蹴り」という特殊な判定を用います。下記の解説の4章をご覧下さい。
なお、詳しい操作入力の解析については、リンク集にあるSALさんの解析資料 [src:SAL B2]を合わせてご一読下さい。
以下にピットの一覧を図示します。ピットの縦×横×高さの項でも触れた通り、10ラウンド毎に周期があり、10ラウンドを俗に言う「1周」と考えて貰って差し支えありません。
1周する毎に、前の周のラウンドのピットの高さが9以上であれば、高さが1段減少します(但し3周目=Round 30で頭打ち)。
また、1周する毎に前の周のラウンドよりもノルマフェイス数が1面増加します(例外はRound 1→Round 11のみで、2面ノルマが減ります。また、上昇は5周目=Round 50で頭打ち)。
ボーナスステージは3回(高さ10, 9, 8の順)でループしています。Round 1スタートの時のみ、末尾が5, 0のラウンドの次に突入し、それ以外のスタートでは末尾が4, 9のラウンドの次に突入します。(おそらく、底面積3×3の面が2回あるのは、そのピット寸法のラウンド終了後に必ずボーナスステージが1回だけあるようになるため、と思われます)
Round 01 4x4x11, 06 faces |
Round 11 4x4x10, 04 faces |
Round 21 4x4x09, 05 faces |
Round 31 4x4x09, 06 faces Round 41+ 4x4x09, 07 faces |
Round 02 3x4x11, 04 faces |
Round 12 3x4x10, 05 faces |
Round 22 3x4x09, 06 faces |
Round 32 3x4x09, 07 faces Round 42+ 3x4x09, 08 faces |
Round 03 4x3x11, 06 faces |
Round 13 4x3x10, 07 faces |
Round 23 4x3x09, 08 faces |
Round 33 4x3x09, 09 faces Round 43+ 4x3x09, 10 faces |
Round 04 3x3x10, 08 faces |
Round 14 3x3x09, 09 faces |
Round 24 3x3x08, 10 faces |
Round 34 3x3x08, 11 faces Round 44+ 3x3x08, 12 faces |
Round 05 5x5x07, 07 faces |
Round 15 5x5x07, 08 faces |
Round 25 5x5x07, 09 faces |
Round 35 5x5x07, 10 faces Round 45+ 5x5x07, 11 faces |
Round 06 2x5x08, 09 faces |
Round 16 2x5x08, 10 faces |
Round 26 2x5x08, 11 faces |
Round 36 2x5x08, 12 faces Round 46+ 2x5x08, 13 faces |
Round 07 4x5x08, 08 faces |
Round 17 4x5x08, 09 faces |
Round 27 4x5x08, 10 faces |
Round 37 4x5x08, 11 faces Round 47+ 4x5x08, 12 faces |
Round 08 7x3x10, 05 faces |
Round 18 7x3x09, 06 faces |
Round 28 7x3x08, 07 faces |
Round 38 7x3x08, 08 faces Round 48+ 7x3x08, 09 faces |
Round 09 3x5x10, 08 faces |
Round 19 3x5x09, 09 faces |
Round 29 3x5x08, 10 faces |
Round 39 3x5x08, 11 faces Round 49+ 3x5x08, 12 faces |
Round 10 3x3x10, 10 faces |
Round 20 3x3x09, 11 faces |
Round 30 3x3x08, 12 faces |
Round 40 3x3x08, 13 faces Round 50+ 3x3x08, 14 faces |
Bonus 3n+1 2x2x10, 30 sec. |
Bonus 3n+2 2x2x09, 30 sec. |
Bonus 3n+3 2x2x08, 30 sec. |